ネイチャーセンス展@六本木ヒルズ森美術館

2010/11/16

2010年11月7日まで開催していた「ネイチャーセンス展」に行ってきました。
iida携帯などを手がけた吉岡徳仁さんの作品が気になっていたのですが、他の方の情報は入れず観てきました。中は撮影OKなので、他の参加者の写真もアップされている。
http://bit.ly/bk7pfc
http://creativeandideas.cozyplus-inc.com/?eid=110
展示数は、少ないが大がかりな展示でサクッと観るにはちょうどよい。
吉岡徳仁さんのは、透明な大箱に羽毛が入れてあって、風で舞うというもの。
真っ白でそれしか内空間ってのが、一気に観覧スイッチに入れてアート空間に来たなぁと実感。
20101106_163858.jpg
派手な展示ではないので、これといって解説は難しいが。
空間の光加減でちゃんと羽毛がみれたのはすごい。
細かくみれば、中で竜巻がいくつかできてたり、地層みたいになった羽毛も複雑な断面をしてた。白い空間で白いものの動きを見せる。以外に難しい技術なのかも。
栗林 隆 [林のための林]
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紙のようなものを部屋全体に使って、下を通り道に。
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随所穴が開いているので覗くと白い林の中にいるようになっている。
みんな山ウサギみたいでおもしろい。
森美術感でこのような展示は珍しい気がする。ダイナミックでおもしろかった。
篠田 太郎 [銀河]
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中央に池があって天井から不定期で数カ所から水滴が落ちてくる。
その波紋がみれるというもの。
地味な作品でメリハリがないのが残念だが、「白い空間に水」ってのは何か自然の力を彷彿させるので、その点はある種ずるい作品かもw
でもライティングはとても綺麗。


他にも作品はあったけど目についたもの。
1つ「屋台」をモチーフにした、映像作品があったけど。
このキャプションに惹かれた。
 屋台ってのは、人の力で簡単に動くもので。
 モノのようだけど、展開すれば一つの空間となる。
 いわば持ち歩ける空間。
確かに、屋台ってものではあるが、ラーメンやおでんを考えると
展開されたものは立派な空間となる。
 ※それはテントとかテーブルもそうだという突っ込みは無しで。
人がいなければ「モノ」
人がいれば「空間」
そういう目線ってのは非常におもしろい。
では、人だけが集まったものは「空間」といえるのか?
広げれば宇宙にもいえるのか?
惑星というモノで扱われる地球以外の星。
地球はいわば屋台のようなものなのか?
そしたら屋台なんて何軒かあっても可笑しくないな。
あまり期待値を大きくしていかなかった分、予想以上に楽しかったので行っておいて良かった。
残念ながら日曜で終わってます。あしからず。
プロダクト系や空間系のも含め、今年ヒルズでやった展示で今回の他に観覧したもの。
 ・医学と芸術展:生命と愛の未来を探る
 http://www.mori.art.museum/contents/medicine/
 ・六本木クロッシング
 http://www.mori.art.museum/contents/roppongix2010/