味噌作り2016

2016/02/29

2015年に作って美味しかったので、今年も仕込みに参加。

今回も色々と勉強することが多く。アイデアや工夫をみんなで出し合う楽しい時間でした。

茹でた大豆を冷まし、塩、米麹をまぶして混ぜる。
この時に2人でまぜるのだが、これもコツがある。交互に斜めにヘラ(しゃもじ)をいれて外側にかきだす。息が合うとプロっぽい!

ミンチマシーンが新調されて順調。
団子になったら空気を抜いて容器に詰める。

詰めるときのポイントは人や家によって様々だが
容器に始めに塩を入れるのは、木桶を使うときの名残だそうな。菌とか密閉が完全でないなどの理由らしい。プラスチックやジップロックなどの密閉容器では必須ではないとのこと。

また密閉容器の場合、容器目一杯に詰めるのはダメ。
発酵が進むと盛り上がってくるので、2〜3cm容器よりも少なく詰めること(はい、ここテストに出ます。)

空気を抜き、天面を平らにするのが大切。
上に振り塩、ラップをかけるというのも密閉なら必須ではないらしい。

ただ、密閉容器で注意なのがたまにガス抜きをしてあげること。容器内が発酵ガスでパンパンになるので様子を見ること(ここもテストに出ます。)

天地返しは好み。行うと発酵が進みやすくなる。
かといって返さないとムラがでてしまう場合もある。

湿気がなく、風通しがよい、陽に当たらない場所で保管すること。

半年くらいから美味しくなるが、好みの発酵具合で止めたければ冷蔵庫に入れる。
(温度が低いと発酵が遅くなる)

発酵しすぎると深みがでるが風味が落ちるとのこと。
そのあたりは新しい味噌とブレンドして楽しんで!とのこと。

さて、今回の難題は他の参加者さんが黒豆で作るとのことでお手伝い。

が、これが何とも強敵。

少し堅めになってしまったのと、皮が丈夫なのがあいまって、ミンチマシーンが詰まる。。。全然出ない…

目詰まりを除くあいだに、みんなでアイデアを出し合う。

ヘラをつかってうらごしのように潰すのは普通として、身の回りにあるもので使えそうなものを探す。

洋菓子のパイ生地をのばす棒状のローラーを発見し駆使してみる。
つぶれるけど、ローラーにどんどん蓄積されて、きりたんぽみたいになるw。
でもまぁ潰れてるからいいか。

こうやって、その場で工夫を模索する作業って本当に楽しい!

いっそのこと手で握り潰すのが良くね?みたいな流れになり、もうミンチマシンにいれるまえにやれるとこまでやってやろうという。アドレナリン出まくりw

まぁ結果マシンには順調に入るレベルになり、綺麗なミンチができた。
黒豆は強敵だったけど、ゆで汁はほのかに甘く美味しい黒湯だった。

豆の種類、保管時間(古い豆がまざったり)によってこんなにも状況が違うとは。。
そこそこ重労働…完全なるマニュアルが存在しない、いやできない理由も納得。

仕込みが終わって、御飯食べて。
家具工房へお邪魔させていただきましたが、拓けた土地に温かみのある工房で夕日が綺麗。

もう春を感じる気持ち良い散歩になりました。

渋滞も嫌なので今回も船で横浜経由。
実家に寄ってスパに入って帰宅したとさ。

去年の味噌と、新しい味噌をあわせ味噌するのが楽しみ!