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鶴瓶と瑛太のディア・ドクター
気にはなっていたけどレンタル出たらと思っていたので。
医者が一人しかいない田舎町でのできごと。冒頭に失踪後のシーンをもってきて、全体がその冒頭の説明ストーリーとなる。
みんなに頼られてるけど、実は本性はしらない。
「罪な嘘」と「罪でない嘘」これをキーワードにドクター鶴瓶と村人達の関係に歪みが生まれ。徐々に本性がみえてくる。
あらすじを読んでも、映画を通してみても非常にベタというかわかりやすい内容なので、のめり込んで泣いたり、関心したりすることがなく平穏な印象だ。
華の無い映画ではあるが、「笑福亭鶴瓶」という人間の不器用さと主人公の「ドクター」の語れない過去や本性の、いわゆる「温度」というものが非常にマッチしている映画ではある。温度という抽象的な例えになってしまうが、展開は違えど伊丹監督のたんぽぽや、バグダッド・カフェのような雰囲気に近いかもしれない。
個人的に良いと思ったのは「邦画らしい」ということ。
賞を狙う感じも、海外に対抗する気もない。
誰も傷つかず、不幸にも幸せにもならないような。
しみじみした昔の邦画のようだ。
ディア・ドクター
2010/01/09