アーティスト

2012/04/17

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http://artist.gaga.ne.jp/
特に「観たい!」と思ったわけではなく記念鑑賞としてなのですが…観てきました。
正直、個人的には面白くなかったです。
もちろん、面白い=良い映画 というわけではなく。
自分が映画に求めるものとの方向性の違いだと思います。
日本人で、この作品の良さが解る人は・・・??という印象でした。
犬が賞賛されていますが、個人的にはそこまでシーンが多いわけでもなく・・・予告の範囲な気がします。
この映画の評価所としては、過去の作品であるチャップリンの映画などの名作がある中で、あえて今の時代にサイレントを選んだこと。比較されることは明確だが、それでも挑んだことは、サイレントを知らない世代だったり、サイレントが好きだった人へのアプローチとしては、存在意義は十分にあると思います。
今の時代、ドラマや映画の本数も増えて、やはり脚本やストーリーに個性を出して、工夫して、裏切って・・・というのが当たり前であり、評価の基準になっているが、この作品では”そこじゃなくて”という明確な意図が見える。
 ”役者や演技主体で、観る人の感情と想像力が重なって作品が完成する。”
というのがこの作品の捉え方なのではと思います。
もしその発想だとすれば、素晴らしい映画だと思います。
評判を鵜呑みにして、期待大で観る映画ではないけど
個々の想像力を使って楽しむのが好きであれば是非。
ひとつ、益々アカデミー賞がなんだかわからなくなりました…..