アメリカン・ギャングスター

2008/03/09

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金曜の深夜に六本木へ「アメリカン・ギャングスター」を観に。
前評判は良かったものの、事実に基づく再現映画ということに映画としてあまり期待せず、こういうのをリドニー・スコット監督がやったらどうなるのか?という興味から気になってました。
一言でいうと160分とは思えないくらい、”あっ”と言う間に見切れてしまいました。テンポが良く中ダルミもない。普通の監督が当たり前に入れたり、ネチネチと描く部分をバッサリ切って、映像の格好良さや自分のやりたいことを存分に盛り込んだ感じ。ギャング映画らしくない部分といえば銃を撃ちまくったり、残酷なシーンを最小限に抑えていること。
そのシーンを使わずして、めちゃくちゃだったアメリカの時代背景、やりとりの緊張感を演出のみで引き込んでしまっていて、久々に映画にのめり込んで観てしまったという感想。
観た後に何か考えさせられる映画ではないので、オススメできるような映画ではありませんが(笑)、この監督らしい映画としては是非という感じです。