新緑と苔とせせらぎに囲まれた森ににそびえる岩峰。
アスレチック好きな自分としては前からかなり気になっていたがアクセスの悪さとそれなりの標高と負荷からなかなかトライできなかった。
しかし、最近自然とふれあっておらず、一番気持ち良い時期に自然を堪能できないなんて!台風も来るし!という衝動。そして前日、TVで放送してた”もののけ姫”なんてみちゃうからね。。勢いで夜中に思い立ち数時間後には向かっておりました。
この山を外からみると
http://www.tiny.jp/~ikoma/wallpaper/IK0001.jpg
http://yama219.up.n.seesaa.net/yama219/image/mizugaki.JPG?d=a1
こんな要塞みたいな、格好いい山。
後から考えると凄い所にいったなぁ…と。
瑞牆山荘の駐車場スタートで行って戻るピストンコース。
7時すぎには駐車場は半分くらいの埋まっていた。
わかりづらいが、登山口の指標の上でカラスがお出迎え。
多くは金峰山へ向かう人が多いだろうか瑞牆山コースは人が少なかった。
おかげで木漏れ日と鳥のさえずりを聞きながらゆったりと森林浴をして先ずは富士見小屋へ向かう。
森を抜けて景色がぬけると富士見小屋、ここはテント場もある。
テント企画で使ってみたい。
小屋から30分ほどすると木の隙間から目指す瑞牆山がチラっと見えてくる。そこから一旦沢へくだると、綺麗な緑にかこまれたまさに”もののけ”、苔やせせらぎで気持ち良い空気に包まれる。
沢を登ると名物「桃太郎岩」巨岩が綺麗に2つに割れている。
岩の下には、支え棒が並ぶ。これはさすがのインパクト。
ここからは、岩峰を目指す急登となる。
足下も岩場が多くなり前日雨と苔でてもスリッピー。
岩を掴むように這い上がり、岩の間を通り抜け、やっと空が抜けた。
残念ながら台風間近の曇りの予報だったので空はガスで真っ白。。。
展望が有名なので、残念だが。
これはこれで天空にいる気分、そして切り立った岩の上なので下がわからない分、怖さもあるのでなかなかの体験と思うとポジティブに捉えられた。
雲の中なので、それなりに風が冷たくジャケットを着込んで軽食。
サッと済ませて、もう少しだけ晴れるのをコーヒー飲みながら祈る。
30分ほどすると、一瞬だけ青空が見えた。
展望といえる周囲が見えると。。。
自分らがどんな山にいるのかを再認識。
景色が見えたら見えたで、もっと足下が竦んだw。
東側の稜線、奥の金峰山が見え、晴れていれば。。。と悔やまれるが今日の天気予報からすると、十分すぎる自然からのプレゼント。晴れとガスの2つを体験できたのは嬉しかった。
さて、昼をすぎると展望もこれ以上は期待できないため。下山の路につく。
途中、綺麗なシャクナゲ発見。時期としては過ぎているし、他に全然見当たらなかったのでまさに一輪の花、新緑に映えるね。
登りが急なだけあって下りの方が危険なので、十分注意しながら降りていく。
下山後は、瑞牆山荘から15分ほどの増富の湯へ。
山の風情とは少しばかり隔たりのある公衆浴場ではあったが、名物のラジウム温泉で温度設定が5,6種類ある内風呂のみ。720円、施設としては汗を流す程度として使うなら十分なものだった。
16時過ぎには帰路につくが途中せっかくなので蕎麦でも食べようかと思ったら、やはり山時間、、どこも売り切れ御免の早終い。帰りの渋滞も考慮すると今回は大人しく帰ることに。
渋滞にはまるのが嫌なので途中、仮眠を取りながらゆったり帰宅。
今日は久しぶりの2,000m超えトレック。
やはり涼しく気持ち良い、アスレチックあり、新緑あり、せせらぎあり、鳥や花もあり。
もう文句無し!どころか十分過ぎるくらい。
梅雨中、台風前、としては貴重なタイミングで行けたのも含めてとてもよい体験になりました。
自然様々、ナイストレッキング。