アンダーウエア

2014/10/01

アンダーウエアについて(かなり長文)

この時期になると良く聞かれるヒートテック談義、参考になる記事があったのでシェアついでに私の意見を長々と。

ヒートテックは持っていますが使うことは無くなりました。
冬の就寝とドライブくらいですかね…
少しでも移動に徒歩がある場合は、食事、ショッピングなどの屋内イベントでも着ることはありません。普段の生活で着るのであればヒートテックよりもシルキードライ(エアリズム)。

運動時の場合ですがヒートテックは…” 絶対 ”に着ません。

私もアンダーウエアは何種類か試しましたがバスケや登山に関してはNIKE PRO COMBAT COREを使っています。
(Cool、Warm、Coreと3種類あるので注意)
こちらのシェアにあるモンベルのジオラインも使いましたが私にあうのはナイキプロでした。

だいたいの場合、これらを答えると「本格派なのは高いから良いんでしょ」と言われますが NIKE PRO は2,500円前後です。
ジオラインが4,000円とすると ”高いから良い” とはいえないようです。

何を基準に選んでるのか?

それは一言に尽きます ”相性” です。
良し悪しや値段でなく、結局は相性だと思います。

特にアンダーウエアは肌に触れる部分なので、肌触りやフィット感、必要な機能を総合的にみて、できれば2〜3種類を使い分けるのがオススメ。

選考ポイントは!

同じ寒さでも ”保温” なのか ”汗冷え防止” なのか。
自分が ”寒い” と思ったシチュエーションを文字通り、
自らの発熱を保つ保温 と 汗が外気によって冷える汗冷えかを分析することがポイントです。無論、理想は両方対策。

家を出る時、運動前の寒さに必要なのは ”保温”。
食事や飲み会の後に店を出たとき、自転車から降りた時、山の頂上での寒さは ”汗冷え”。

「今日はダウンもヒートテックも着たし寒さ対策ばっちりなんだけどな」
こんな時に感じる寒さは、間違いなく”汗冷え”です。

食事や飲み会は、暖房の効いた店内で盛り上がります。
カロリー、アルコールは代謝となり ”気づかない程度に汗” もかきます。
退店時には着てきた防寒着やダウンを着込んでますが、外に出た瞬間、みごとに汗冷えします。

肌が乾いていないのにダウンで保温するもんだから汗は残り、それが冷えます。ヒートテックは保温には対応できますが、乾く(汗冷え)という点は非常に弱点です。

ヒートテックも速乾ドライをうたっていますが、飽和機能が低いため。ある程度の汗をかくと処理が追いつかず生地に水分が残ってしまう(らしい)ので、結果的にその水分が気化することで冷えるのは同じです。また湿気を帯びたダウンは羽毛の能力(保温性)を下げるという悪循環。

よって、ダウンもヒートテックも着てるけど….寒い!
ってなるんだと思います。
(これは私の憶測ですけど。。)

これらをふまえた個人的な結論ですが。
(ここまでくるのが長すぎる….)

保温が必要な寒さは、暖かい飲食、室内への移動、強いて言えば ”気合い” で乗り切れます。ただし発汗してしまった冷えは、乾く以外に避けることができません。

よって、保温 or 汗冷え のどちらを優先的に避けるべきかと考えると、汗冷えをまず避けるためのアンダーウエア選びを優先する方が良いのではないかと考えます。
(保温に関しては上着でカバーが◎です。)

保温と汗冷えの両立を考えたときに、はじめてジオライン等の機能性アンダーウエアの必要性がでてきて、その価値が金額に反映されていると思っていただければ妥当なラインが見えてくると思います。
本格的(運動・登山など)=高いではなく、ご説明の通りです。
(特に汗冷えに関しては命に関わるので….)

シェアの記事がジオライン推しなので、参考になるよう私はNIKE PRO COMBAT 推しで特徴を並べてみます。
(あくまでバスケや登山の運動時のみの視点です。)

▼フィット
 ぴったりしているのでズレにくく汗のキャッチ率が高い
 みぞおちあたりを汗が垂れる不快感がありません。
 (個人的にはこれが重要)
 ただしリラックス度はタイツに近いので皆無です。

▼機能
 登山限定ですが、素材が良く滑るので
 リュックが肩に食い込んだ時のウエアと肌の擦れを軽減します。

▼素材
 水着に近い素材で、洗ってもヘタたらない、毛羽立たない。
 縮みはないけど、伸びには注意。

▼コスト
 初めての機能性アンダーウエアとしては安いと思います。

▼保温・速乾
 保温性は望めません、あくまで乾きを重視した、
 汗冷えを避ける分野では抜群だと思います。

こんなところでしょうか。
運動時に関しては ナイキプロ > ジオライン.

とはいったものの普段着としても、運動着としても使える点では、ジオラインという選択はありだと思います。

NIKEはちょっと…というなら、ワコールCW-X、ファイントラック、ミズノ プレサーモも同様かと思います。ちなみにタイツはCW-X使ってます。
ワコール(CW-X)の店舗は試着できると思うので是非。はじめはワコールって聞いて下着イメージで抵抗あったけどw、タイツ分野では人気ブランドです。価格は高いけど修理サポートも良く、先日2cm x 2cmの穴があいてしまったけど無料で修理してくれました。

運動使いなら、NIKE PRO →後、CW-X
普段使いなら、ミズノ プレサーモ、モンベル ジオライン

とにも、まずはどんなアンダーウエアも試着をしてみてください。肌に合う素材ってのは結構顕著に分かれます。もちろん、汗をかいた状況での試着は難しいですから、結局は探り探り…. いきなり高いワコールからいくか、安いナイキプロからいくかは要検討ですね。でも一度見つけてしまえば、快適な生活が待ってますよ!

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